北京へ帰る、中国の車事情
北京の東、渤海の近くの街、唐山市から今日(10月6日)北京へ帰る。高速を使って170kmくらい、休憩入れて3時間くらいのドライブ。
スライドショー
途中SAで見かけた車には、いろんな国の外車(国内生産品だけれど)があった。日本のトヨタ、ホンダ、スズキもあったが、ニッサンは見つからなかった。市内で見かけたことがあるので、売ってはいるのだろう。ミツビシはなし。
ホンダに乗っている従兄さんの話では、ミツビシ車はダメという。
何がそうさせているのだろう?日本で数年前、欠陥車隠し問題と、その対応(サービス)の悪さが問題になったが、そのせいだろうか。それとも、三菱のトップが中国には輸出しないという方針に決めているのだろうか。先の問題など起これば、こちらでは日本以上に騒がれるので、だろうか。
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北京
いずれにしても、我が国の車は少ない方だ。昔は外国では日本車ばかりが目立ったが、今の中国では少数派に? 10年前中国で見かけた車は、国の方針もあってかドイツ車ばかりが目立ったが、今は多種多様の車が走っている。日本車はやはり良いとみんなほめるけれど、いざ買うとなるとドイツ車や、フランス車などを選んでしまうのだ。
それは車体が弱いという点。日本ではエコカーにするため、また重量税を安くあげるためできるだけ軽く作る。それで車体の鉄板の厚さが薄く、ぶつかったときには大きく壊れてしまう。ちょっとぶつけただけでびっくりするほどの壊れ方をするのはボクも昔、経験済み。なんで?と思うくらいに壊れた。その方が人間には衝撃が少なくて、なんて昔は言ってたっけ?
今それが日本車の販売におけるネックかもしれない。この前北京の町で見かけた衝突事故では、後ろからぶつけたタクシーが大きく壊れているのに、前の車はほとんど無傷。多分タクシーは日本車だったのでは?と思ってしまう。
車体の鉄板の厚いドイツ車やヨーロッパの車に人気が集まるのも、日本嫌い?の中国政府の方針ばかりではないだろう。さらに車体を軽くすることで日本では重量税が安くなるので、メーカーも買う人も軽いのを好む国柄になってしまった。こちらでは重量税はないようで、この日本での重量税という悪法をなくさない限り、世界において勝ち目はないかも。
性能はいいのに、弱いということで、選んでもらえない。とても残念。
↑ トヨタランクル
外車はボクにはもともと高級そうに見えるのだが、日本車でもトヨタのレクサスやランドクルーザーなどの高そうな車も街ではみられる。車を持つ中国人は日本人よりよほどお金持で、見栄っ張りなのだ。だから中古車などはまるで買う習慣がなく、5,6年で買い替えるらしい。それならば、新車を買えない人のために中古車市場もありそうに思えるのだが、お金のない人は車を買わないらしく(そうかなあ?)、中古車市場もまだ日本のようには発達してないようだ。あるにはあると、言ってたが。
で、車がこれだけ増えたんだから、中国政府も昔のような高い税金は掛けてないだろうと思うが、それも貧乏な日本人の考えかもしれない。10年前は中国で車を持つには、日本の3倍もの値段で買わないといけないと言っていたので、今はまさかそんな値段はしないだろう、・・・とは思う(泣)。
北京に入る高速の出口でバリケードを張ったお巡りさんがいて、いちいち北京番号かどうかチェックしていた。今度お世話になった従兄さんも唐山市に自宅があるが、子供も北京にいるし、北京で日産のワゴンタイプを買い足すという。北京番号でなければ北京市内に乗り入れが難しく、行き来が大変らしい。日本だったら、みんな怒るかな。
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