北京 / 暖房
再び北京へやってきた。これからの寒い時期、行楽時期でもないし、今度は仕事の方をがんばろう。
例年より早い雪がすでに2,3度降ったとのこと。空港到着時の気温はマイナス1度、最低気温はマイナス10度とか。
この北京でのマンションは幸い、全室暖房が稼働中で、東京の自宅より快適だ。
このボイラーによる暖房のふんわりしたここちよさは、30年くらい前にカナダのオタワで経験したことがある。そのとき温水(熱水?)を供給するボイラーはマンションの地下室にあって、自室は2階だったので近く、とても暖かかった。どんなに寒い外から帰って来ても、床はポカポカ、半そででも暑いくらいだった。部屋の周りの床面に放熱器があるタイプ。
↑ 温水放熱器
ここ北京のマンションは21階建ての真ん中あたりにあるが、壁面につけた放熱管を触ってもそんなに熱くはない。どの階の部屋も同じように暖めるためには、どんな工夫がされてるのだろうか。ボイラー装置は同じ棟の地下室あるのだろうか。それとも複数棟のマンションを暖める地域暖房設備として、別の場所にあるのだろうか、・・わからない。
日本ではこうした暖房は維持費が高くてなかなか採用するのが難しい。とくに戸建ての住宅では採用する人が少ないが、平均賃金が10分から20分の1の中国でこんな快適な生活ができるのに、なぜ日本ではできないのかな、と思ってしまう。となると生活には、賃金よりも物価の方とても大事なことが良くわかる。
とにかく、暖房が入った後に北京に再度来ることができて良かった。ちょうどいい機会だから、日本ではほぼ失敗に終わったMGTによるコジェネ暖房についても勉強してみよう。
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