北京の冬空をきれいにする方法(コジェネの利点)

温泉山猿

2009年12月02日 10:08

電気のある生活、暖房のある生活は快適だ。どちらかという暖房の方が重要、ということがここに来てわかった。日本では照明の明々とした生活をしているが、肌寒い。それは暖房が完備してないせいだった、ことに気づく。

この電気も暖房も供給可能なガスタービン発電のことを、コジェネレーションGT発電ともいう。最先端の航空用エンジンの技術を取り入れ排ガスの有害なNOxも少なく、環境にもやさしい。



(旧名)日本コジェネレーションセンター資料から

省エネでNOxの少ないクリーンな排ガスに加え、燃料の多様性に富むので、最近ではバイオ燃料でも航空機が飛んだというニュースもあるすぐれもの。


大型のGT発電は市街地から遠く離れた海辺などに設置される。GTの排気ガスは温度が高温で多量、そのためその熱で蒸気を作り蒸気タービンを回し電気にする。そのようにしても3、40%ほどの大量の熱エネルギーを最終、海などに捨てるしかない。

これはエネルギーの無駄と、環境破壊を引き起こす。それに遠くから市街地に送る際の送電ロスもある。

そこで、排気ガスの熱エネルギーも有効利用する小型高性能のGT(コジェネGT)を開発して、市街地に持ってきて、捨てていた熱もお湯などにして利用しようという計画、分散型小型GTプロジェクトが立ち上がった。日本で2000年少し前のお話。

そのころ日本ではこの高効率の小型GTを開発するプロジェクトが雨後のタケノコのように出た。2,3百億円をかけた国のセラミックGTのプロジェクトもそのうちのひとつ。結果は・・・今は下火。その理由は・・・(つづく


 ↓   

 



あなたにおススメの記事
関連記事