北京の冬空をきれいにする方法(コジェネ発電は省エネ)

温泉山猿

2009年12月02日 12:49

理由は、今のところほかのエンジンに比べ、GTエンジンの発電効率の悪さ。

これを補うため折角、排ガスの熱でお湯を沸かしたりして、総合して効率8、90%の(ほとんどのエネルギーを有効利用する)システムを考えたのだが、残念ながら日本では肝心の湯の使い道(市場)があまりなかった、という変な話で。

それに、送電網の完備している日本では、遠くの大型のGTなどで発電する電気単価の方が安かったしその競争に負けてとか、その後の燃料の高騰も追い打ちをかけて、とかの理由もあるが、発電単価だけの話じゃないはず。大型発電所で起こした環境破壊を元に戻すため無駄な費用もかかるだろうし、総合政策的にもう少し考え直してほしいもの。

ここ中国(の寒い地域)では状況が違う(・・ということが分かった)。もともと電気が足りないうえ、上記のようにお湯も必要。昔から地域暖房が当たり前に発達している。建物などの飾り照明は例の通り派手だけど、通りはどこも暗いのは電力不足?。

今でもあちこちたくさん建て続けるマンション群、これは省エネ生活には最適な生活様式かもしれない。北京の人口をマンションの1棟分の人数で割る際、そう気がついた。すべての人間をマンションに閉じ込めるわけにはいかないけど、出来るならその方が省エネだとういうことを。

そう考えると以前書いた、中国のマンション政策の不思議も理解できる。すでにどこも空き家が多いのに、全国でどんどん建ち続くマンション群に、なぜ認可が下り続けるのかが。・・・話が飛びました。


ともかく、日本の環境適合性先端技術のひとつ、分散型小型GTコジェネシステムが、中国の空をクリーンにするのに貢献できればいいな。(終わり)

 ↓   

 


あなたにおススメの記事
関連記事