西安の空もスモッグいっぱい

温泉山猿

2010年02月03日 18:58

北京の空について以前書いたことがある。

いつもガスっぽい空が、いったん郊外に出るときれいになるんだなあ、

と郊外への小旅行の際、思ったことがある(勘違いだったのかな?)。



北京以外の田舎街、西安の空も北京と同様だった。むしろ悪いくらい、

西安も大きな街ではあるけれど。

スモッグ対策が北京ほどできてないという感じだ。

西安の街にでると、石炭のにおいがした。暖房に石炭を多用しているせいだろう。

中国は石炭の大産出国だから。

北京ではめったになかったにおいだ。




写真は西安中心にある城壁を観光用の電気自動車で回ったときの、空の様子。

この城壁上を一周するのに約14m、1時間半くらい風に吹かれたためか、

このガスのためか喉が痛くなった。

マスクはしてたのだけれど・・・

ちょうど城壁の上辺り(高さ 10~20mくらい)が、ガスの濃度が一番濃いのかもしれない。

中国人は城壁めぐりなんてしないとか。



ところで、先日(一月末)の帰国途上、飛行機の窓から見えた空も異様だった;

北京空港を2時ごろの出発便(CA0167)だが、窓からは

中国の陸地はずっと見えなかった。

時々山が見えたりするので陸だとわかるが、人家のないまったくの田舎の上空までも

濃いガスで、陸地が見えない。

これって、どういうこと?

北京から成田まで、どういう経路で飛んだかわからないが、

海(日本海、東シナ海?)に到達するまでのかなり長い時間、白くガスったまま。

この白いガスの中を、はるかかなたを飛ぶ飛行機が見えたが、

機体の10倍くらいの黒い線(ジェット後流)も異様だった。

ひょっとしたら中国の悪い空気(スモッグ)が中国陸地全体に広がり、

「滞留してる」のかなと思うくらい。

あまり雨の降らない中国、このスモッグ風のガスは、

曇り空の雲ではなかった、と思う(←雲のようなでこぼこもなかったし、均一のガスだったので)。

昨年12月に海の町、大連を訪れたときのすばらしい青空を思い出すが、

海は空気を浄化するのだろうか。

CA0167からは、海上を飛ぶときには、海のさざ波までくっきり見えた。

木々がほとんどない中国の大地では、空気を清浄機能はなく、さもありなん、かもしれない。





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